組み込み向けハイパーバイザー・ベンチマークを
策定する分科会をEEMBCが創設
TRANGO社Altschuler氏が分科会議長に
カリフォルニア州エルドラド・ヒルズ— 2008年3月5日 — エンベデッド・マイクロプロセッサ・ベンチマーク・コンソーシアム(EEMBC)は本日、仮想マシンマネージャであるハイパーバイザーの導入効果を測定できるハイパーバイザー・ベンチマークスイーツを策定する分科会を創設したことを発表した。このベンチマークは組み込みシステムでの性能、コードサイズ、エネルギー消費量の観点でその導入効果を測定する。
ハイパーバイザーは単一プロセッサ上で同時に、複数のOSや複数の実行環境の実現を可能とするプログラムです。ハイパーバイザーは、仮想マシン(VMs)間、およびプロセッサと仮想マシン間の完全な分離を保証します。マルチコア環境では、ハイパーバイザーはOSやアプリケーションを複数のコアに分配することも可能です。ハイパーバイザーを仮想化プラットフォームに用いるメリットは、利用効率の悪いコアにプロセスを割り当て、バックグラウンドでのファームウェア更新やOSイメージの冗長性の効果により、負荷のバランスがとれて、低消費電力が実現できることです。
このEEMBCの活動は、先進のハイパーバイザー技術を提供するTRANGO社TRANGO 仮想プロセッサ・マーケティング・ディレクターFrank Altschuler氏が主導します。 TRANGO 入社前にAltschuler氏はNewisys社に在籍し、X86スケーリングソリューションのマーケティングを担当していました。 その以前は、Starcore LLC社 ならびにCirrus Logic社でマーケティングを担当していました。マーケティングになる前には、15年間、通信機器やエレクトロオプティクスの分野で設計・開発に携わりました。
EEMBC会長マーカス・レビーは「つい最近までハイパーバイザー技術はサーバー市場でのみポピュラーでした」と述べ、さらに、「組み込みシステムでハイパーバイザーが広く用いられるに従い、ハイパーバイザーを用いることで、従来から存在するリアルタイムOS APIsを維持しつつ、LinuxやMicrosoft
Windowsに用いられるアプリケーション向けの上位のOSインターフェースを用いることが可能になります。したがって、組み込み向けハイパーバイザーは、リアルタイム性が必須であり、できるだけシステムリソースを消費しないことが重要です。これらの条件を満足するには、これらのパラメータを解析できる業界標準ベンチマークが必要となります。」と補足しました。
TRANGO社 Altschuler氏は「ハイパーバイザーのような仮想化プラットフォームは組み込み市場で非常に大きなポテンシャルがあります」と述べ、「この技術が広く普及するかどうかは、業界が顧客からどれだけ信頼度を得られるかに依存します。確立され、広く認知されたベンチマークの存在が重要な要素となります。そのような中で、EEMBCのハイパーバイザー・ベンチマークは顧客に対して必要な知識と洞察力を与えます。」と補足しました。
EEMBCは、EEMBCのボードメンバーまたはハイパーバイザー分科会への参加を通して、ハイパーバイザー・ベンチマークの策定参加に興味のある会社を歓迎します。
詳細のリンク: http://www.eembc.com/contact/.
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エンベデッド・マイクロプロセッサ・ベンチマーク・コンソーシアム(EEMBC)はシステム設計者が適切な組込みプロセッサを選択できるように、実用途に即したベンチマークを開発し、ベンチマークスコアを認定する団体です。EEMBCベンチマーク試験に提供されたプロセッサは、通信機器、ネットワーキング、民生機器、OA機器、車載・産業機器、組込みJava、ネットワークストレージの各用途に対応したそれぞれの負荷および能力を代表するパラメータについて認定が行われます。業界をリードする半導体ベンダー、IPベンダー、コンパイラベンダーの会員から構成されるEEMBCは、業界標準ベンチマークを確立し、EEMBC技術センターを通して認定スコアを提供します。
EEMBCの現在の会員は以下の通りです。アルテラ、
EEMBCはエンベデッド・マイクロプロセッサ・ベンチマーク・コンソーシアムの登録商標です。その他の商標は各会社の登録商標です。